第三回 尾道ヨミガタリの会
【日時】2008年8月6日(水) 午後7時から9時 尾道まちかど文学館
【参加者】8名 【課題】『清貧の書』
「尾道ヨミガタリの会」は、今回で三回目となりました。今回は、前回まで来ていただいていた人が、ケガの治療のために入院され、人数か少ないかと心配をしました。
しかし、若い尾道大学を卒業したての方が、興味を持って駆けつけてくださいました。また。自営業で7時半の営業が終わり、駆けつけてくださった方もみえました。
今回のテーマは『清貧の書』でした。三分の二を読み終わったところで1時間が経過して、少し、休憩をとりました。声を出したのでお茶で喉を潤しながら、「いちじく」の話となりました。
自宅で「いちじく」を作っている方が、今度、出荷できない「いちじく」を分けてくださるというのです。大学を卒業したてて、尾道が大好きという若い女性は、目をキラキラさせながら、「いちじく」の話に夢中になりました。それがきっかけで、ほとんど初対面のみなさんが、ひとつの本を通じて、尾道の住人として繋がっていく。元気が出て、残りの三分の一を読み進めました。
若い女性の言葉で、読み進められる文章は、次第に明確な言葉となり、三人も夫を変えて、最後の最後に、本当の安らぎを得る男性に出合ったことが、文章よりしみじみと伝わってきて、「よかったねえ。芙美子さん。よかったねえ。」と、清々しい幸福感に包まれたのでした。
22歳。自分たちと同じ年。それで三人の夫。現代の彼女たちからは考えられない大人びた生活に彼女たちは驚き、その年齢で、荒波を乗り越えて、本当に自分のことを心配してくれる人と巡り合ったときの感動を、よかったねえ。よかったねえと、喜びあう年配の方たち。
文学は、年齢が違っても、伝わるものがあると感じました。しばし、「それはそうと。。。林 芙美子さんの先生は、どこに住んでいた。。」と、林 芙美子さんの本を断片的に読んでいる者同志が、語り合い感想を述べ合い、大満足なうちに終了したのでした。
次回は、2008年9月3日(水曜日) 午後19時~21時 です。
この活動は、文化庁の市民からの文化力に登録されています。